12月はクリスマスシーズンの料理によく合うブラン・ド・ノワール。季節限定のシャンパーニュ 「ウィンタータイム」をご紹介します。
<味わいコメント>
ローズベージュがかったしっとりとした黄金色の色調。美しくしなやかに立ち上がる無数の気泡が高揚感を与えてくれる。香りは艶やかで芳醇。フランボワーズやフェイジョアのような果実香が豊かに感じられ、スイカズラを連想させる華やかさ、上質な新生姜の甘酢漬けのような清涼感のある香りにブリオッシュやカスタードクリームのような香ばしく甘やかな芳香が奥行きと複雑さを表現。味わいは柔らかく、ふくよかなエントリーから意気揚々とした気泡は滑らかなテクスチャーを生み、円やかな酸味と芳潤な果実味が重なり、味わいに一体感があり満足感のあるフィニッシュ。この冬、お薦めの上品でグラマラスなブラン・ド・ノワール。
<おすすめの料理>
艶やかで芳醇なこのシャンパーニュの味わいには、味わい深く旨味があり滑らかな触感のお料理とともにお楽しみいただけます。旬のキノコのリゾット、シーフードグラタン、クリームシチュー、小籠包、水炊き、石狩鍋などの冬の鍋料理、モンドール、コンテなどのチーズに。
<おすすめの飲み方・シチュエーション>
飲用温度は12℃前後。膨らみのある中ぶりのワイングラスを使用。暖かなお料理とも楽しめ、レストランではコースの中盤から後半まで。またこの時期、自宅でテーブルを囲んで食事をする際の「家のみシャンパーニュ」として少しリッチな気分に浸りたいときにはベストなシャンパーニュです。
「マンダリン オリエンタル東京」シェフソムリエ。東京、海外の高級ホテル、レストランでソムリエ兼支配人として従事。第3回「ASIアジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール」日本代表。2017年「ポメリー・ソムリエコンクール」優勝、2018年「Wines of Portugal Japanese Sommelier of the Year 2018」優勝など数々のコンクールで受賞。