2019, May 15th
爽やかな風と陽光を感じる季節によく合うロゼ・シャンパーニュ 「ブリュット・ロゼ」をご紹介します。
＜味わいコメント＞
淡いヴァーミリヨン（朱色）の色調が艶やかで、繊細かつ快活な気泡はグラスの中を舞い踊り、グラスの表面で円を描き美しいコリエ（le collier＝首飾り）を形成しています。香りは上品でお淑やか。摘みたての木苺やチェリーのような赤い果実香に、ピンクペッパー、ルバーブやローズペタルの香りが華やかさと広がりを与えてくれます。味わいは穏やかで包容力があり、上質な気泡は柔和な質感で口中に溶け込み、酸味とわずかなタンニンが味わいにアクセントを加え、自然体で気品があり魅力溢れる“パリジェンヌ”のようなロゼ・シャンパーニュです。
＜おすすめの料理＞
繊細で上品、お淑やかな味わいのロゼ・シャンパーニュには素材の個性を生かした繊細な料理と共に。春の懐石料理、車海老や山菜の天ぷら 天然塩添え、桜鱒のカルパッチョ、ホタルイカの酢味噌和え、カプレーゼ、dim sum (点心）、イチゴのタルトなどのデザートとも楽しめる汎用性のあるシャンパーニュです。
＜おすすめの飲み方・シチュエーション＞
飲用温度は8～10℃。中ぶりのチューリップ型シャンパーニュグラスで。春～夏にかけての季節は特にこのロゼ・シャンパーニュの個性を引き立ててくれます。和食では懐石料理のコースを通して楽しむことができ、また天ぷら懐石などとも良いでしょう。マクロビオテックのような繊細な味付けの料理とも楽しめます。
「マンダリン オリエンタル東京」シェフソムリエ。東京、海外の高級ホテル、レストランでソムリエ兼支配人として従事。第3回「ASIアジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール」日本代表。2017年「ポメリー・ソムリエコンクール」優勝、2018年「Wines of Portugal Japanese Sommelier of the Year 2018」優勝など数々のコンクールで受賞。
