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2018, November 9th

ポメリーアンバサダーがおすすめする季節のシャンパーニュ<11月>

11月は実りの秋にふさわしいヴィンテージシャンパーニュ 「ミレジメ グラン・クリュ」をご紹介します。

Pommery  Millésimé Grand Cru 2006

ポメリー ミレジメ グラン・クリュ 2006

 

<味わいコメント>

黄金色を帯びた気品あるイエローの色調。繊細で優美な気泡が魅力的でうっとりとさせられます。芳醇で熟したミラベル(西洋スモモ)やアプリコットの果実香が華やかで、クミンシード、ハニーサックル、ブリオッシュや蜜蝋、わずかにミルクキャラメルのような香りが渾然一体と溶け込んでおり複雑で奥行きのある香りが感じられます。味わいは豊満で濃縮感があり、上質な酸味が味わいに洗練したアクセントを与え、クリーミーなムース(気泡)により滑らかな質感を実現し、すべての味わいの構成要素が見事に馴染んでおりバランスよく余韻にコクと苦味があり、複雑な味わいを演出しています。満足感の高いシャンパーニュで、まるで “プレスティージュ シャンパーニュ” のような風格のある味わいと奥深い複雑性を兼ね備えています。

<おすすめの料理>

リッチで奥行きがあり複雑性のあるこのシャンパーニュの味わいは、実りの秋に相応しい滋味溢れる料理に合わせてお楽しみいただけます。舌平目のムニエル、帆立のポワレ ブールブランソース、松茸の土瓶蒸し、鰤の照り焼き、鮭とキノコのオーブン焼き、旬のキノコのガーリックバター醤油、キノコの味噌鍋、鴨鍋など

<おすすめの飲み方・シチュエーション>

飲用温度は前菜や冷菜に合わせる場合は10℃くらい、主菜に合わせる場合は12-14℃で中ぶりの白ワイングラスを使用。食事を通して1本で楽しめる幸福感の高いシャンパーニュ。ガストロノミーな食事のシーンや記念日のディナーなどに最適のシャンパーニュです。

【野坂昭彦氏】

「マンダリン オリエンタル東京」シェフソムリエ。東京、海外の高級ホテル、レストランでソムリエ兼支配人として従事。第3回「ASIアジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール」日本代表。2017年「ポメリー・ソムリエコンクール」優勝、2018年「Wines of Portugal Japanese Sommelier of the Year 2018」優勝など数々のコンクールで受賞。