2018, September 3rd
すこしずつ秋の気配が感じられる9月はポメリーの最高級シャンパーニュ「キュヴェ・ルイーズ」をご紹介します。
＜味わいコメント＞
色調はベージュのトーンを帯びた淡い黄金色。絶え間なく立ち昇る美しい気泡、そして耳を傾けるとその上質で洗練された泡の囁きを心地良く感じます。香りは優雅で気品に溢れ、熟したリンゴやル レクチエ（西洋梨）のような上品な果実香に、ヘーゼルナッツ、アカシアの蜂蜜や焼きたてのブリオッシュを連想させる香ばしく円やかな香りが多重層に広がり、複雑で深遠。味わいは、柔らかい気泡がシームレス（継ぎ目のない）なテクスチャーを与え、存在感のある凛とした酸味と芳醇な風味が味わいに立体感を生み、繊細で透明感のある余韻へと続きます。究極の繊細さと品格ある貴婦人のようなプレスティージュ・シャンパーニュです。
＜おすすめの料理＞
クラブケーキ、ヒラメなど上質な白身魚のムニエルやパン粉焼き、鰈の唐揚げ、牡蠣のグラタン、白子や車海老の天ぷら、熟成牛（シンプルに岩塩や山葵を添えて）
＜おすすめの飲み方・シチュエーション＞
飲用温度とグラスの形状は合わせる料理によって変わります。前菜や軽めの料理に合わせる場合は、10℃くらいで中ぶりのフルート型グラスを使用。温かい魚料理や肉料理に合わせる場合には12－14℃くらい、中ぶりで卵形のシャンパーニュグラスが適しています。ガストロノミー・レストランで記念日に楽しみたい1本。コース全般を通して料理との相性を楽しめる極上のシャンパーニュ。
「マンダリン オリエンタル東京」シェフソムリエ。東京、海外の高級ホテル、レストランでソムリエ兼支配人として従事。第3回「ASIアジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール」日本代表。2017年「ポメリー・ソムリエコンクール」優勝、2018年「Wines of Portugal Japanese Sommelier of the Year 2018」優勝など数々のコンクールで受賞。
